• 漆器屋さんのつぶやき

    心に残る、心に響く、ささやかだけど彩りのあるできごとを徒然なるままに•••

    30 avril 2024 · 新世紀エヴァンゲリオン,Jazz,Fly me to the moon,歌姫,be true
    初めて Fly me to the moon を聴いたのは「新世紀エヴァンゲリオン」 あの、誰も幸せにならないアニメ。 海の中に沈んでいく映像と相まって、この曲を暗く切ないものにさせていた。   月へ連れてって、星々の中で遊ばせて、と遠い宇宙に視点が飛んでいて 地上での出来事から逃避するかのようだ。 さらに、いろいろな表現で大好きな気持ちを伝えるのだけれど、 Please be true というところでドキっとさせられる。 誠実でいて、嘘をつかないで、「本当のことを言って」と訳する人もいる。 不安な気持ちが見え隠れする感じがした。 あなたのこと好きだから...
    16 janvier 2024 · 平安時代,十二単,唐衣,禁色,日本の伝統色
    初春のWeb更新は金運アップをねらって金茶系を使おう そう考えて、ぼんやりと「日本の伝統色 茶系」を眺めていた。 明るすぎても目に痛いし、暗すぎるのは重い。 そんなこんなでバレンタインも兼ねてチョコレート色に近いものを探して見つけたのが 「きつるばみ」 きつるばみ、ってナニ?   『衣服令』の服色尊卑の序列では、19色中第7位 色の説明でいきなり現れたのがコレです。   衣服令(えぶくりょう)は飛鳥時代に天武天皇が制服を定めたことに始まりました。 高松塚古墳にあるような姿、いわゆる唐風の衣装ですね。 平安初期も唐風だったようですが、遣唐使を廃止したあ...
    18 octobre 2023 · 真夏の夜の夢ならぬ白秋の夜の夢,法事,衣替え,蚊取り線香,マッチ売りの少女
    10月初旬、祖母の法事がおこなわれた。   相変わらずの夏日続き。 迷ったあげく、単衣の一つ紋、銀鼠の色無地を選んだ。 暦を重んじる祖母にとって10月からは袷(あわせ)の季節。 彼女は暑さ寒さに関係なく、厳格に暦にしたがっていた。   この色無地は母の形見。 けれど母がこの着物を着たのを見たことがない。 仕立てたけれど袖を通す前に亡くなった、ということか。 そんな形見の色無地にようやく袖を通すこととなった。   祖母にとって初孫の私は完全なおばあちゃんっ子。 幼い頃の思い出のほとんどに祖母がいる。 週末はおばあちゃんちにお泊り。 ...
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