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古くて新しい「漆器」ってナニ?

 

たまには漆器のお話しなど••••

· 漆器とは,古くて新しい,思うまま,素敵な暮らし,あなた次第

 

漆器屋さんの彩雅です。

「漆器ってなに?」とのご質問、実は多いです。

 

「すごく昔からあって、お手入れが大変で、お高いんでしょ?」

「きまりごとやお約束があって使いにくそう」

 

はい、かつてはそんな時代もありました。

 

盆暮れ正月、冠婚葬祭、

そんな特別なシーンにしか登場しないアイテムだと思われがちですが、

そんなことはありません。

と言うより、そんなこと気にすることありません。

 

日本の伝統的なもののひとつに「着物」があります。

かつては、決まりごとお約束ごとが山ほどありました。

袷(あわせ)単(ひとえ)絽(ろ)紗(しゃ)などを着る時期が厳密に決まっていました。

でも温暖化した現代に昔のお約束の暦に合わせていたら

熱中症まっしぐらです。

柄も季節を先取りしたものと、決まっていました。

「その柄は今月は着られません」と、

その昔、厳格な祖母に言われたことを思い出します。

けれど、最近の着物の柄は季節を限定しなくてもいいように

様々な花々を一つの着物に描いていることも多くなりました。

 

歴史やお約束を知っているというのもステキなことですが、

それらに縛られることなく生活に取り入れることは

もっとステキなことだと思うのです。

 

彩雅のご紹介する漆器の多くは

塗りにウレタンを木地には樹脂を使用しています。

 

漆と木で作られた漆器は

デリケートでお手入れが面倒だからです。

湿度の豊富な日本ならともかく、

海外の強い乾燥にさらされるエリアではヒビが入ってしまうこともあります。

 

彩雅の漆器は、

留学なさる学生さんが、ホストファミリーやルームメイトの方々への

お土産になさっています。

日本にお住まいの外国人の方がお里帰りをする際の

ご家族や親戚の方々へお持ち帰り頂いても大丈夫なものをご用意しています。

 

また、ウレタンと樹脂をつかうことにより

お手入れもカンタンでお手頃なお値段となっています。

それは、毎日の生活に取り入れて楽しむことができるってこと。

 

お重箱にお菓子を詰めたり、ジュエリーを入れたり

花を活けたり•••

サイズ違いのプレートを積み上げてアフタヌーンティータワーにしたり•••

 

なんでもあり、です。

 

道具の使いみちは持ち主である「あなた」が決めてください。