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ひぐらしのなくころ

· 夏休み,ひぐらし,遠い記憶

不思議なもので、立秋を迎えると

1日のうちのどこかで、今までとは違う季節の風を感じる。

地球温暖化だなんだと喧しいにも関わらず、ちゃんと暦は機能している。

そんな暦に従うように、セミの声に違う響きがまぎれこんできた。

ひぐらし

秋蜩とも晩蝉とも書かれる、秋の季語。この ”音” を聞くと、遠い記憶がざわざわし始める。

夏休みの宿題、やらなきゃ•••

7月中に夏休みの宿題を終える小学生なんてほとんどいないと信じている。

お盆におばあちゃんっ子に変身した小学生は、

おばあちゃんとの別れを惜しみつつ山積みになった宿題に恐れおののくのだ。

そう、小学生の6年間、すべての夏休みで同じ経験をしている。

幼児体験とは恐ろしいもので、

いまだに、ひぐらしの ”音” が焦りと不安をよびおこす。

白いままの絵日記帳には、あったかどうか定かでないストーリーを捏造し、

「科学と学習」や「小学◯年生」などの雑誌から3日以内に仕上がる自由研究を見つけ出し、

クラスに1人はいる超まじめちゃんにお天気の記録を見せてもらい

ついでに、朝顔やひまわりの観察スケッチまで写させてもらっていた。

そして、ほっと一息つくころには

スズムシ、マツムシの大合唱が始まっている。

アリとキリギリスにたとえるなら、まちがいなくキリギリス認定。

そんな小学生の8月下旬の集中力は、凄まじい。

ただし、年間通して十日間限定。

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